還付金詐欺にご用心 狙いは高齢者、市内でも5件
高齢者を狙った医療費還付金詐欺が県内各地で発生している。8月29日から今月14日にかけて県内での発生報告は48件、市内でも幸、高津であわせて5件発生しており、市では不審電話などに注意を呼びかけている。
川崎市や神奈川県によると、現在、県内各地において「市(区)町村職員と名乗る人物から『医療費を還付したいので、近くの銀行ATMからフリーダイヤルへ電話し、担当職員の指示を受けてほしい』との電話があった」という通報が、該当市町村に多数寄せられているという。県に報告のあった不審電話の件数は8月29日以降、川崎市内では9月7日に幸区で3件、14日は高津区で2件発生。県内では鎌倉市で20件、三浦市で10件、座間市と逗子市で各4件など、9月20日現在で49件発生している。三浦市で150万円、横須賀市で70数万円の被害も出ており、川崎市でも注意を呼びかけている。市保健福祉局保健医療部では「市(区)では、こうした電話をすることは一切なく、電話で口座番号や携帯電話番号を尋ねることもない」と話す。犯行の特徴として、主に高齢者を狙い、男性の声で午前から昼過ぎの時間帯が多く、「保険事務所」と称してフリーダイヤルの電話番号を伝えて誘導したり、直接通帳を受け取りにくるケースもあるという。
市では「不審な電話を受けた場合には、電話の指示に従う前に、いったん電話を切って確認してほしい」と呼びかけている。また宮前署生活安全課では「手口は巧妙化している。常に留守番電話にしておくことも対策の1つ。詐欺の電話にも慌てず騙されずに落ち着いた対応ができる。怪しい電話があったら警察署に」と話している。
問合せは宮前区役所保健福祉センター国民健康保険係(【電話】044・856・3156)まで。
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4月19日
4月12日