川崎フロンターレ ジュニーニョ選手 最後の等々力で2得点
今シーズン限りで川崎フロンターレを退団するFWのジュニーニョ選手が、先月26日の横浜F・マリノスとのホーム最終戦で2得点を挙げ、サポーターと喜びを分かち合った。
ジュニーニョ選手は03年、ブラジルの名門チームからフロンターレに入団。爆発的なスピードと決定力で04年のJ2リーグ得点王に輝き、J1昇格に大きく貢献。昇格後も活躍を続け、07年にはJ1の得点王に。J1通算109ゴール(11月28日現在)は歴代5位タイ。印象的なゴールが多く、09年のナビスコ杯準々決勝鹿島戦で敗戦濃厚のロスタイムに角度のないところから決めたゴールは語り草となっている。
数年で移籍する外国人選手が多い中9年間フロンターレに在籍し、サポーターからは「川崎の太陽」と呼ばれ、愛された。サポーターからは「もうジュニゴールのチャント(応援歌)を歌えない」「ジュニのいないフロンターレは想像できない」「一生忘れない」など、退団を惜しむ声が多く聞かれた。
ジュニーニョ選手は試合後、「日本に来て9年間、準優勝までいくことができたが、タイトルは獲れなかった。ただタイトルを獲っただけでは忘れ去られることもある。ここでの皆さんの優しさ、支えてくれたものが基盤となって、自分の心のなかに残る」と涙ながらに話した。
同期入団で日本代表のMF中村憲剛選手も「ジュニーニョがいなかったら自分は平凡な選手で終わっていたと思う。みんなが背中を追いかけ、追い抜くことを考えていた。ジュニーニョが決めたとき、まるで自分のことのように嬉しかった」と感慨深げな様子だった。
なお、12月6日(火)の午後7時からジュニーニョ選手の「送別会」が等々力競技場で開催される。
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4月19日
4月12日