絵本は子ども向けと思いがちだが、「おとなが読んでも考えさせられたり、笑えたりと多くのことを伝えてくれます」と話すのはサレジオ学院幼稚園(区内鷺沼/園長アキレ・ロロピアナ神父)で図書館司書を務める赤羽美紀さん(44歳・多摩区在住)。
赤羽さんはこれまで大学の図書館で司書をしていた。同園で働き始めたのは今年4月から。自身も絵本が大好きだったことから仕事の依頼が来たときは「迷わず飛びついた」と話す。
普段の仕事は絵本の貸し出しや園児たちに読み聞かせなど。自分らしい仕事を模索していたところ、おとな向けの絵本を紹介できないかと思ったことがきっかけだった。「おとなになった今だからこそわかる面白さや感動がある」。
今では、月に1度、同園のホームページ上で「おとなのためのブックレビュー」を連載。赤羽さんおすすめの絵本を1〜2冊紹介している。「主観的ですが、あらすじやおすすめポイントを書いています」。最近では親の代わりに園児が借りにくることもあるという。
絵本は、絵本専門店へ足を運んで新しい情報を仕入れながら選んでいる。「名作本はもちろん、園児が純粋に喜んでくれるものを選んでいます」。
司書の仕事は「本と読者を結びつけること」と話す赤羽さん。「自分がすすめた本で読者が幸せな気持ちになったり本を楽しんでくれたらとても嬉しい」。
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