1970年創業。ヨーロッパやアメリカ、アジアを相手に輸入ビジネスを仕掛けた父の跡を継ぎ、5年前から社長を務める。
業務内容は食品や電子、酪農養豚機材、バイオテクノロジーと多岐にわたる。「会社を安定させるために業務内容を多角化していった結果」と話す。
なかでも食品部門が取り扱う生ハムは同社の主要商品のひとつ。全国のスーパーや有名シェフがこぞって卸し、イタリア産はシェア率全国NO.1を誇る。(2010年現在)
今でこそポピュラーな食品だが、30年前の日本ではほとんど知られていなかった。先代社長は早くから目をつけ、市場を開拓。空前のイタメシブームが始まると「生ハムといえば協同」と言われるほどにシェアを拡大していった。当然大手も進出したが、「生ハムは発酵食品で非常にデリケート。輸入するにはノウハウが必要だし、リスクも大きい」ため撤退した会社もあったという。「食品、電子と時代の先をゆく商品開拓で経営を発展させてきた」と振り返る。
先見性や決断力を持つ創業者の息子として、社内外から期待されることに苦しんだ時期もあった。しかし、チームワークでできる仕組み作りや企画から開発まで社長が直属の上司となって動く企画開発室を作るなど、「自分らしい」やり方で社員のモチベーションを上げることに成功。「比べることをやめたら楽になった」。
5年以内に年商100億円企業を目指し、新事業も立ち上げる予定だ。「社員がやりたいと思うものに賭けてみる。中小企業らしい機動力の良さを最大限に発揮したい」と池田さん。「今まで地域との接点が少なかった。今後はもっと交流していけたら」。
株式会社協同インターナショナル―食品や電子、酪農養豚機材、バイオテクノロジーを4本柱にアメリカ、ヨーロッパ、アジアと貿易を行う商社。
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