アンプティサッカー 競技普及に前進 フロンタウンで初の日本選手権
事故や病気などで片足を失った人のスポーツ、アンプティサッカーの第1回日本選手権が今月3日、区内鷺沼のフットサル施設フロンタウンさぎ沼で開かれた。
当日は国内で活動する東京、静岡・神奈川、九州の全3チームが集結。総当り戦で優勝を争った。悪天候の下での実施となったが、途中から天気も回復。激しく身体をぶつけあう場面や好プレーもあり、その度に集まった観客から拍手が沸いていた。優勝はFCガサルス(東京)。試合の合間には体験会も行なわれ、一般見学者や子どもたちがロフストとよばれる松葉杖を支えに競技を体験した。初めて競技を目にしたという20代の女性は「選手がハンディをもちながらも懸命にボールを追いかける姿に感動した」と話していた。
同競技は1980年代にアメリカで生まれた障がい者競技。元々は戦争等で負傷した兵士のリハビリとして普及し、現在20ヵ国以上で行なわれているが、国内では2年前に日本アンプティサッカー協会が発足したばかり。大会実行委員長の杉野正幸さんは「フロンターレや地元宮前区の協力もあり、多くの人に競技の魅力を知ってもらうことができた」と話し、引き続き競技の普及と選手強化に取り組んでいくとしている。
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4月19日
4月12日