神奈川を考える【2】 中小企業とのマッチングで若年者の雇用促進を 神奈川県議会議員 土居昌司
昨年は震災があり、若者の雇用情勢にも影響が出ました。10代から30代までの若年者の失業率は依然として高いようです。景況感の影響もあって企業が採用を控えているという見方もありますが、就職難という一言で片付けてしまうには疑問が残ります。
県内の99%は中小企業。大企業はわずか一握りです。今、若年者の中ではこの大手志向が強まり、わずか1%に希望が集中。結果として就職ができずに無職となってしまうことも少なくないと聞きます。
これはマッチングの問題ではないでしょうか。先に述べた99%の中小企業の中には若者のやりがいや、大手に求める「安定」に応えられる企業が数多く存在します。そして、そのオーナーたちは「募集しても希望者がこない」という悩みを抱えています。
考えていかなければならないのが、人材を求める企業の情報を県が若年者に発信し、マッチングをはかっていくこと。
県ではその方法の1つとして、中小企業と就職希望の若者を結ぶイベントを開催しています。
しかし、開催場所はいつも横浜です。企業が集中しているとはいえ、広い神奈川県で横浜開催だけではもったいないと思えます。
県西、県央などそれぞれの地域で開催を重ね、1社でも多く、1人でも多くのマッチングを図っていくべきだと考えます。また、県が中小企業のサポーターとしてPRとブランド化を進め、若年者の視線を集めていくことも大切です。
現在、商工労働常任委員会に所属しています。今年も企業支援や就職支援などで県の活性化に努め雇用問題に取り組んでいきます。
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4月26日
4月19日