川崎北高科学部 金環日食を屋上で 観察会を全校に呼びかけ
首都圏で173年ぶりといわれる世紀の天体ショー金環日食を観察しようと、県立川崎北高(区内有馬、小林和幸校長)の科学部が、5月21日(月)の当日に全校生向けの屋上観察会を企画している。
5階建て校舎の屋上は高さ約15メートル。周囲に高い建物もなく、観察には好条件。「最初は科学部だけの観察会にしようと思ったが、せっかくの貴重な瞬間をぜひ皆にも見てもらおう」と企画した。科学部と学校側では、地域住民への呼びかけも検討したが、普段は立ち入り禁止にしている場所のため、安全面を考慮して、生徒限定とした。
本番に向けて同部では約2メートルの塩ビ管で自作したピンホールカメラと天体望遠鏡、また参加者用に観察メガネを用意。参加を呼びかけるチラシも作り、15日現在で約30人の生徒が参加を希望しているという。部員は現在3年生と2年生の6人。部長の蝦名柊生さん(2年)は「普段の部活は実験中心だが、皆既日食と金環日食の違いなども調べて当日皆に教えたい」と、部のアピールも狙う。顧問の川島秀生教諭は「観察を通じて多くの生徒が科学や天体に興味を持ってもらえるきっかけとなれば」と期待する。
なお、宮前区では、ほぼ真東の高度30度付近で午前7時30分ごろから約5分間金環日食が継続する。直接観察はできないので、市販されている日食観察グラスなどが必要。
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4月26日
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