宮前区消防団の団長に区内馬絹在住の吉田義一さん(67)が今年4月、就任した。
吉田さんは約40年間、消防団員として地域の安全を守るため尽力してきた。「副団長を務めて8年が経った。お世話になった区民への恩返しに任務を精一杯全うしたい」と話す。
目指すのは「火災のない宮前区」。そのためにも日頃からの訓練の重要性を説く。「訓練は欠かせない。でも、顔ぶれが毎年同じだったり、高齢化したりと課題も多い。参加してくれる工夫をする必要がある」と話す。
また、大型地震や水害による土砂災害時には消防だけでなく、地域や警察、行政らと一丸となる必要性があると説く。
入団は1973年。きっかけは当時の町会長の推薦だった。「みんな若くて血気盛んでね」。ひとたび火事が起きると、我先にと現場に飛び出していったという。
消防団員のやりがいはと聞くと「人命救助が任務なので責任が重い。でも、そのぶん、感謝されることも多く充実感が大きい」と笑顔を浮かべた。
団員は現在113人。年内にはあと12人増やす計画だ。「人口約22万人に対し団員数が圧倒的に少ない。地元が好きな人に協力してもらえたら嬉しい」と話す。
消防団入団希望者は、団員や地元町会・自治会長に相談を。年齢は18歳以上の男女。詳細は消防署庶務係【電話】044・852・0119まで。
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