神奈川を考える【5】 ゲリラ豪雨、対策進む 神奈川県議会議員 土居昌司
突発、局所的に大量の雨が降るゲリラ豪雨とそれに伴う河川の氾濫。近年、各地で見られるようになりました。
宮前区には有馬川や矢上川などが流れています。集中豪雨で水位が短時間で急激に上昇し、氾濫するのではないかと不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
実際、矢上川は1時間に約50ミリまでの降雨しか対応できなかったこともあり、この5年間で8回、浸水被害を発生させています。そのため、行政は約60ミリまで対応できるよう動いています。しかし、宮崎県で起きた100ミリを越す集中豪雨が区内でおきてしまうと対応できないのが現状です。川沿いには数多くの住宅や尻手黒川道路、宮前平駅もあります。想定外の冠水や洪水が起きてしまうと、地域の生活はもとより交通事故など大きな二次被害が生ずることも考えられます。早急な河川整備が必要といえるでしょう。
前回の議会で矢上川の河川整備について確認したところ、県土整備局長からは地下などを活用した地下調整池を作るとのこと。完成すれば、水位が上昇すると自動的に調節池に貯留される、延長約4キロメートル、外径約9メートル、容量約19万4千立方メートルの調節池が出来上がります。すでに今年の1月から進入路の工事に着手しています。
大規模な工事であり、長期間に渡ることから、今後とも地域の皆様のご理解をいただくことが重要です。
また、県内には整備しなければならない河川が数多く残っています。県民の生命と財産を守るため、河川整備を進めていけるよう、引き続き要望してまいります。
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4月12日
4月5日