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シリーズ【10】 信じて平気?「ピロリ菌なし」
会社の健康診断で「ピロリ菌検査」を受けている人も多い。胃がんの早期発見にもつなげる検査の一つだが、「ピロリ菌なし、とわかっても胃がんの心配がないとも言い切れません」。こう話すのは、国立がんセンターで内視鏡技術の習得に励んできた院長。毎月がんをテーマに連載。今月は「ピロリ菌検査の精度」。
「一度ピロリ菌に感染すると、胃がんのリスクが10倍以上高まることが医学研究者により報告されています」。胃の粘膜に潜み、胃全体を荒らすピロリ菌。菌は増殖し、やがて胃が萎縮する老化現象が発生する。最終的には、ピロリ菌さえ潜むことができないほど、胃が萎縮。ピロリ菌自体が消滅してしまうという。即ち、「胃がんがかなり進行している場合は、”ピロリ菌なし”と診断されるケースも否めません」。胃がんのリスクをしっかり調べるには、実際に胃の粘膜を見ることが重要となってくる。
そこで同院は、がんセンターと同式の胃デジタルハイビジョン内視鏡を導入し、より高精度な診断を追求している。胃の粘膜に潜んでいるピロリ菌のほか、ミリ単位の突起物や微妙な色の変化をキャッチ。また、100倍拡大機能付き内視鏡と組み合わせることで、ミリ単位の病変の発見につなげる。また、胃のヒダの間に隠れがちな病変を見逃さぬよう、軽い鎮静剤を用いて胃を拡張。”オエッ”とならない苦痛の少ない検査を行っている。【次回は、便秘について】
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4月12日
4月5日