区内初のラジオ体操1級指導士 伊臣(いとみ) 久子さん 神木在住 73歳
ラジオ体操は元気の源
○…昨年11月にラジオ体操の普及をめざす全国ラジオ体操連盟公認の1級指導士試験に合格した。資格は1、2級と指導員の3種類あり、県内の1級指導士は現在20人ほど。宮前区では第1号となる。「誰もが知っているラジオ体操は健康づくりに最適。その魅力をもっと広めていけたら」と意欲を口にする。
○…5年前に2級資格を取得。1級は2級取得から最低3年間の活動が必要で、近隣地域ほか各都道府県内での指導に限られる2級に対し、より高い技能と指導力があると認められた1級は全国で普及指導が可能だ。「誰でも手軽にできるラジオ体操も、身体のどの部分をどれくらい伸ばせば効果的なのか分かればもっと楽しめる」と、その奥深さと健康維持への効果を語る。「教えるというよりも一緒に身体を動かして楽しみながら教えるのが私のスタイル」と笑顔で話す。
〇…区民の運動普及をめざすボランティア団体ヘルスパートナーみやまえ(宮前区運動普及推進員連絡協議会)で活動し、現在会長を務めている。区内各地の公園体操や介護施設などでラジオ体操ほか介護予防のためのシニアビクスなどを指導している。メンバーは30代から80代までのおよそ50人。「健康で命をまっとうする”ピンピンコロリ”を広めることが目標。そのためには毎日の運動が欠かせない」とキッパリ。
○…本業は社交ダンス講師。横浜市や都内の教室で教え、この道30年のベテランだ。「とにかく身体を動かすことが大好き。ダイエットは一度もしたことがない」と笑う。趣味は意外にも手芸。「外で身体を動かしている分、自宅でゆっくりと過ごす時間が心地いい」。一昨年に夫を亡くし、昨年一周忌を終えた。「最近になってようやく笑顔で話題にできるようになった。元気な時はケンカばかりしていたのにね」とニコリ。自分がいつまでも健康でいること、それが最愛の夫への恩返しにもなる。
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4月19日
4月12日