鷺沼・河野さん 手作り雛200体を寄贈 区内保育園などへ
鷺沼在住の主婦・河野悦子さん(66)がこのほど、手作りの雛人形200体を宮前区に寄贈した。桃の節句を前に区内の全保育園や市立小学校、子ども施設などに飾られる。
人形は高さ10cmほど。男雛、女雛の2体1組で100組が寄贈された。人形は古い着物の帯地を15cm角に切り重ねたもの。首や頭部には市販の綿棒が使われている。河野さんは紳士服仕立業だった父親の影響で子どもの頃から手芸が好きだった。現在は自作して楽しむほか、知人に無償で教えたりしているという。
人形は、一昨年に東日本大震災の支援活動として箱根町にある温泉旅館で作っていたひな人形を新聞で見つけ、同旅館を訪れて作り方を教わって以来、少しずつ作りためてきた。昨年12月には東日本大震災や福島第一原発事故で被害にあった福島県会津若松市にも別種類の自作ひな人形200組を贈ったほか、親類が経営する鎌倉の喫茶店でも外国人観光客への日本土産として無料でプレゼントしているという。
河野さんは「自分や自分の祖母が身に着けた帯、友人から譲り受けた帯などを使っていて一体一体に思い入れがある。見てくれた子どもたちが心和んでくれれば」と話していた。人形は区役所3階の子ども支援室前などにも飾られている。
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4月19日
4月12日