区内馬絹の図書室「あおいやねの文庫」で、小さな子どもの母親やこれから母になる人向けの絵本選び講座「あおい目のこねこの会」が20日、始まった。
講師は、絵本専門店「童話屋」で約20年間、読書相談員として活動してきた絵本アドバイザーの向井惇子さん。
初回のこの日は母子合わせて約25人が参加。向井さんは「2歳くらいまでは物語を理解することが難しい。本よりも実体験を大切にして」と呼びかけた。「例えば、今、外で降っている雨を本を通じて知るのではなく、お母さんが一つひとつ話していってほしい。雨のにおい、水に触れた感触、濡れること、音など話題はたくさんある。これらを知ってから本を読むほうがより深く楽しめる」。また、絵本を選ぶ際は「かわいい」よりも「美しい」絵や文章、色使いを選んでとも話していた。
7カ月の陽翔くんと参加した日高尚美さん(33歳・東有馬在住)は、「どんな本を選んでよいかわからなかったので、とても参考になった。子どもとの時間を大切にしていきたい」と話していた。
同講座は図書室「あおいやねの文庫」を開催する下岡朋子さんらの企画によるもの。下岡さんは13年ほど前から絵本を集め始め、現在では1200冊を超えた。「良い本を気楽に知る場として、また若いお母さん同士が出会える会にしていけたら」と話している。
次回は、6月3日(月)。午前10時から11時30分頃まで。平台睦会集会所(馬絹1939)。問合せは下岡さん【電話】044・861・1580へ(夜9時まで)。
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