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聖マリアンナ医科大学病院 看護専門相談員に聞く 第4回 ストーマケア基礎知識
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)で外来相談を担当する専門・認定看護師らに聞いていく。今月はストーマについて。
ストーマとは大腸がんや膀胱がんなどで患部を嫡出する必要がある場合、腸や尿管の一部を体外に出して作る便や尿の排泄口のこと。「他のがんの転移などで腸閉塞になるとストーマを造設する場合もあります」と認定看護師の野北陽子さんは話す。
ストーマは専用の袋をつけて排泄物を処理する。ケアのポイントは「皮膚を清潔に保つことはもちろん、排泄物を管理する装具の選び方も大切です」と話す。装具は痩身なのか、シワが多いのか、前屈みの姿勢が多いのか等、体型やライフスタイルで変わる。「何千種類もありますので洋服を選ぶように患者さんに合った装具を看護師と一緒に選んでいきます」。
ストーマが心配で出かけたくないと思う患者も多いが、「個々に合わせた装具とケアの方法をマスターすれば、外出時も安心してすごせます」と野北さん。実際、畑仕事やゴルフ、ダイビングなど、健常者と同じように日常を楽しむ患者も多いという。「以前と変わらぬ生活ができるようサポートしていきますのでお気軽にご相談ください」
■ストーマ外来――ストーマケア、トラブル対応、日常生活指導など。対象は外来患者とその家族。予約制。(月)・(水)。日時・詳細は同医大病院【電話】044・977・8111(代表)まで。
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4月19日
4月12日