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宮前区版 公開:2013年9月6日 エリアトップへ

社会人クラブ野球 全川崎が関東大会へ 県大会で優勝 出場権獲得

公開:2013年9月6日

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優勝を決め笑顔のメンバー
優勝を決め笑顔のメンバー

 第6回JABA関東連盟クラブ選手権大会の神奈川大会が8月に行われ、全川崎クラブ(中嶌竜平監督/部員数37人)が初優勝を果たした。チームは10月に行われる、関東1都7県の社会人硬式野球クラブチームの頂点を決める関東大会に出場する。

 同クラブは1983年4月に創部し、現在は18歳から46歳のメンバーが所属。多摩川土手の旧日本ハムグラウンド(中原区)を中心に土日に活動している。

 今回、同クラブが出場したのは関東エリアの頂点を決める大会の神奈川県大会で、12チームで争われた。初戦のEMANON B.B.C戸塚戦を7―4、二回戦の横浜中央クラブ戦を13―7、さらに準決勝のマルユウBBC湘南戦は17―8で勝利。迎えた決勝ではWIEN・BBC(鎌倉市)との投手戦を制し、2―1の逆転勝利で初の栄冠を手にした。

 10月12日、13日に埼玉県で行われるJABA関東連盟クラブ選手権大会の出場権も獲得し、中嶌監督は「神奈川野球の強さをアピールしたい。もちろんめざすは優勝」と意気込む。

スランプ乗り越え

 「優勝できると思っていなかった」と中嶌監督が話すように、大会前までチームの状態は良くなかった。一昨年に出場した、別の地方大会での優勝を最後にタイトルから遠ざかり、「(優勝したことで)チームがのぼせ上がり勝てなくなった」と振り返る。喝を入れ直し、今年春の都市対抗野球の予選に挑むも初戦敗退。「楽しさは勝った先にしかない」を合言葉に再び厳しい練習に臨んだ。

 その練習の成果が花開いたのが今大会の準決勝。点を取り合うシーソーゲームの中、チームが一つにまとまり、一気に得点を重ねた。「みんなで苦しい練習を乗り越えたからこそ、いざという時に力が出た」。悲願のタイトルを手にしたナインが、関東の舞台で頂点をめざす。

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