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聖マリアンナ医科大学病院 看護専門相談員に聞く 第8回 心と体の症状を和らげるアロマ療法
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)で外来相談を担当する看護師に聞いていく。今月はアロマケアについて。
「アロマ療法は植物の花や葉、樹果、樹皮などから抽出した精油を使う自然療法のことです。精油には痛みを和らげたり血流を良くする効果があります」と話すのは担当看護師の鈴木弘子さん。相談時には、感情や苦痛部分を見つめるアンケートに記入後、リクライニングシートに着席。手から肘にかけて20〜30分、精油を皮膚に浸透させていく。「皮膚から精油が血管内に取り込まれ全身に行きわたります。個人差はありますが、ポカポカ暖かく感じたり、痛みの緩和、血圧低下、むくみの解消、病による不安や悲しみの解消等、様々な効果を実感できます」。他にも、鼻から香りを嗅ぐ、芳香や吸入といった方法がある。「鼻から嗅ぐと脳内にある感情を司る大脳辺縁系や記憶、自律神経・ホルモン・免疫の調整を行う視床下部などさまざまな領域に伝わり心身と感情に好影響を与えます。また蒸気吸入では、気管・肺や肺の粘膜から血管に取り込まれ各臓器へと全身にいきわたります」。
アロマと聞くと医学的ではない、と思うかもしれないが、心と体を同等に扱い、ケアすることで本来持っている自己治癒力を高めることができるという。「お気軽にご相談いただければ嬉しいです」
■アロマケア相談――苦痛の緩和、感情のコントロールとリラックス、不眠など。対象は外来患者。毎月第1・3(水)、11時〜12時、13時〜15時30分。1時間2500円。要予約。詳細は聖マリアンナ医科大学病院【電話】044・977・8111(代表)まで。
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4月19日
4月12日