新年にあたり本紙では石澤桂司宮前区長にインタビューを行った。昨年の振り返りや今年の重点課題などを聞いた。(聞き手/本紙・原田一樹)
――昨年1年を振り返って
昨年10月27日に福田新市長が誕生しました。「区への分権」という市政への考え方の下、これまで以上に区の役割の重要性を感じています。
区内の出来事では宮前平中学校が、県の男子駅伝大会で新記録を出して優勝するといった嬉しい話題がありました。2020年の東京オリンピックに向け、期待がかかる若い世代の活躍に大変喜びを感じています。
12月には防災力の向上に向けて、地域防災計画の第2期修正を行いました。地域防災連絡会議、避難所開設訓練の開催など、地域の取組も進んでいます。
また、町内会・自治会、民生委員児童委員など様々な地域の方々の献身的で主体的な取組によって、支えられた1年だったと思います。
――14年の重点施策・取組は
市の重要な課題である待機児童については、区においても、しっかりと対策に取り組んでいきます。
また区では気軽にスポーツを楽しめる施設が少ないことから、民間スポーツ施設との連携による事業や、既存の公園の再整備によって、スポーツに親しめる環境づくりを進めます。
地域防災力の更なる向上のため、帰宅困難者対策、区災害対策本部機能の強化、防災フェアなどを活用した啓発等、様々な取組を行っていきます。
区内の交通環境の改善は、超高齢社会を迎える今日、ますます重要な課題であり、交通環境の整備に向けた検討を進めます。
――宮前区の将来像、今後の目標は
第4期区民会議では、地域における「新たな人材の発掘」と「参加へのきっかけづくり」など議論を重ね、昨年12月に”公園を活用した地域で活躍する人づくり”、”世代間交流に取り組む市民活動への支援”等、提言をいただきました。
これらの提言を受け、地域の皆さんとの協働により、コミュニティの活性化に取り組んでいきたいと思います。
――区民へのメッセージを
この4月からは第5期区民会議が始まり、地域の課題解決に向けた審議が行われます。市長が直接区民の皆さんから意見をお聞きする「区民車座集会」も、今月27日の麻生区から各区順番に予定され、宮前区でも実施されます。
今後も区民の皆さんの意見をお伺いし、住みよいまちづくりに繋げていきたいと考えています。
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