有馬第二団地火災 団地住民、高齢者救う 宮前消防署から感謝状
市営有馬第二団地で4月12日に起きた火災で、同団地住民が現場に取り残された高齢者を救助、初期消火、通報を迅速にしたとして4月26日、宮前消防署(並木努署長)から表彰を受けた。
表彰されたのは、同団地に住む7人。冨田幸江さん(63)、名嘉眞行正さん(68)、大森恵美子さん(59)、小久保一さん(69)、高橋敬子さん(82)、木村よし子さん(45)、他1人。
火災は4月12日午後4時頃に発生した。木村さんら4人が団地の敷地内で園芸作業中、1階から煙が出ているところを発見。通報、消火器等による消火、居住者の確認に至るまでそれぞれが役割を分担し行動。逃げ遅れていた現場の男性(81)を連れ出し、延焼を防いだ。冨田さんは「訓練している訳ではないがうまく分担できた」と行動を振り返った。
男性が一人暮らしで介護を受けていたことは周知されていたという。通報をした大森さんは「どういう人が団地にいるのか日頃から意識して会話していたことが役に立った」と話した。
4月26日は並木消防署長が団地に出向き感謝状を手渡した。「1対1ではなく、チームで協力した結果、被害が最小限で済んだ」と感謝の言葉を述べた。
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4月19日
4月12日