区内在住佐藤生(しょう)さん 鬼ごっこ日本代表に 新スポーツを世界へ
遊びの鬼ごっこに戦術や戦略を要するスポーツ的な要素を取り入れた「スポーツ鬼ごっこ」の日本代表に、宮前区在住の佐藤生さん(28)がこのほど選ばれた。
スポーツ鬼ごっこは7人1チームで、時間内に相手の陣地にある宝を取った数を競う。2010年に発足した「一般社団法人鬼ごっこ協会」の羽崎泰男会長が開発した。競技人口は全国でおよそ17万人。チームワークや勝負意識を身につけられると、教育現場でも注目されている。
同協会は日本文化でもある鬼ごっこを世界へ伝えようと「初代スポーツ鬼ごっこ日本代表」を創設。今回選ばれたのは男子15人、女子15人、U-15男子16人の計46人。
佐藤さんは昨年11月、同協会主催のイベントで初めてスポーツ鬼ごっこを体験。小学校の教員として児童に伝えたいと考え、指導員ライセンスの講習会に参加した。その際、バスケットボールで鍛えられたスピードのあるプレーとスポーツ鬼ごっこを広めたいという意気込みが認められ代表入り。佐藤さんは「初めての代表として世界中に魅力を伝えていきたい」と話している。
2016年秋に第1回のW杯を開催することが決定している。既にライセンスを持つ人がいるフィリピン、ブラジルなどの国をはじめ、世界へ普及を進めていく。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの公開競技も目指す。
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3月22日