北高生 全国を舞台に熱演 初挑戦に「達成感」
県立川崎北高校(米山謙校長)の軽音楽部の5人組バンド「E-grouth」と、ダンス部の有志で結成されたチーム「D.D.D」がこの夏、全国という大舞台で「ノリに乗った」。惜しくも賞は獲得できなかったが、ともに初めての全国挑戦に達成感を得た様子だ。
「E-grouth」が出場したのは小田原市民会館で20日に行われた「第2回全国高等学校軽音楽コンテスト」。同バンドは270組が出場した神奈川県大会で準グランプリを受賞し、全国への切符を手にした。出場曲は自作の「僕らの小さな世界事情」。自分を表現することと、世界平和の意味が込められている。
昨年予選落ちした悔しさをバネに、全国を目標としてきた。メンバーは5人とも受験生。あまり時間がとれない中、「言いたいことは言い合える、家族のような関係」でお互いを理解し、支え合ってきた。
ボーカルの高木美玖さん(3年)は「このバンドが全国に連れて行ってくれた。辛い時期もあったが、振り返るとこのバンドでいられたことが幸せ」と話した。高校生活最後の夏、忘れられない思い出となった。
ダンス部の「D.D.D」は代々木第二体育館で20日に行われた日本ストリートダンス協会主催の「a-nation island全国中学校・高等学校ダンス部選手権vol.2」の決勝大会に出場。同好会から部に昇格して3年目の快挙となった。
「勝ちに行くメンバーを集めた」という通り、ダンスのテーマは「勝利」。入部時はほとんどが初心者だったがOBの指導も受け、通常の部活後に残って練習し力をつけてきた。100組以上がエントリーした映像応募の予選を突破し、決勝大会出場を果たした。
チーム唯一の3年生の松林彩さんは「レベルが高くて緊張したがいい刺激になった。全てを出し切った」とやり遂げた様子。2年生の代表を務める笹野大成さんは「支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れず、下の代にも伝えていきたい」と話した。
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4月19日
4月12日