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地域医療への取組みを紐解く 第9回 施設内感染予防の砦「感染制御部」 聖マリアンナ医科大学病院
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)が目指す『地域に根差した医療』への取組みを紐解いていく。今回は「感染制御部」について。
感染制御部とは、院内感染の予防や拡大防止のため、院内環境に目を光らせ、医師や看護師など病院スタッフへの指導やアドバイスを行う部署。
感染管理認定看護師の三田由美子看護師長は「院内感染の予防や早期発見・対処は、患者様の安全・安心を守ることにつながる」と話す。そのため、院内の感染症患者に対して医師や薬剤師、臨床検査技師など他職種で連携し、院内の安全を確保しながら適切な治療が施せる方法を探すという。
今のシーズンは インフルエンザやノロウイルスなど、地域感染が起こりやすい病気が増える。この時に重要なのが情報。同医科大学病院では他の病院と連携し、地域でどんな感染症がどのように流行っているかの情報交換をおこなっている。三田さんは「迅速かつ的確に対処し一刻でも早い収束に努めたい」と話す。
地域の保育・老人施設での保健指導も
感染制御部では、感染症の拡大を防ぐプロとして、保育園や老人施設などで感染症対策のための指導を行っている。主に施設内で拡大しやすいインフルエンザやRSウイルス、感染性胃腸炎の予防を呼びかけている。「マスクの正しい付け方や手洗いの仕方などを実践してもらうだけでも十分な予防につながる。ぜひ心掛けて生活してほしい」と話す。
また「インフルエンザは妊婦さんでも予防接種を受けることができますので、まずはご相談ください」と三田さん。ただし「予防接種の過信は禁物」とも。予防接種をしても手洗いうがいなど基本的なことをしっかりできてなければ感染は防げない。まずは自己管理することが大切だという。
■同医科大学病院感染制御部―【電話】044・977・8111(内線6230)
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4月19日
4月12日