12月議会 LED防犯灯や学習支援が市政に反映 市政報告 市民相談から政策を実現 川崎市議会議員 山田はるひこ
防犯灯を市へ移管町内会・自治会の負担が大幅に軽減
「現場の声を聞き、それを市政に反映させる!」。私はそれを政治信条のひとつとして活動してきました。
そして、それがカタチになったひとつが、LED防犯灯です。
私は、防犯灯の設置について、従来灯の持つ課題を整理し、様々な提案を行ってきました。平成20年3月議会では全国に先駆けてLED防犯灯を提案。同時に速やかにLED防犯灯を普及させる手段として市の一括管理も訴えました。その結果、これまでに市内で1万4千灯が整備され、その他各事業分野においてのLED化も進み、市は「ESCO事業」の導入を発表しました。私の長年の主張が実ったのです。
そこで12月議会で、ESCO事業の導入による効果について質しました。単に従来灯の置き換えに留まることなく、見直しも含めて考えるべきと尋ねたところ、同事業の効果について、既存の5万灯前後の蛍光灯をLED防犯灯に交換することで現在の料金比較で約2分の1になり、町内会・自治会等の費用および労務負担が大幅に軽減されると同時に、市の財政負担も軽減されるとのことで、可能な限り適切な設置状況となるように検討していくということです。
続けて、今後はニーズを区役所等でも把握する仕組みを持つべきという提案と、青色防犯灯へのLED化対応について質問。仕組みについては私が指摘した点を考慮して検討、青色防犯灯については制度設計の中で、十分に精査・検討したいとの見解でした。
また、商店街街路灯のESCO事業への対応については、194の商業団体のうち、平成25年度までに50商店街がエコ化プロジェクトを活用してLED化し、今後も26商店街がLED化を予定しており、一方で、街路灯の維持管理が困難な商店街は、ESCO事業の導入が検討されている町内会の防犯灯として移管され、商店街の負担軽減につながっています。
闘病中の子等へ学習支援を拡充母の願いをカタチに
子どもたちへの学習支援の拡充も私のライフワークのひとつです。
市内の院内学級は、聖マリアンナ医大病院のみです。私は、院内学級の拡充と同時に、家族にとって大変重い負担となっている院内学級への転校手続きの簡略化を訴えてきましたが、市は川崎区の市立川崎病院に訪問指導の体制が整い、転校に関する手続きを学校が代行するとし、保護者負担の軽減が図られることになりました。
また、小児がん等の闘病中の子どもたちは通常の学校生活に戻るまでには、一定時間がかかることから、自宅から通院する期間の子どもたちに対する学習支援も重要です。そこでインターネット等ICTを活用した学習支援のあり方も必要と捉え提案してきました。平成25年度から在籍している学校を通じて申請すれば、自宅でICTを活用して電子問題集による学習ができ出席扱いとなりました。現在自宅療養中の小学生1人がこれを活用しています。
一方で、ひきこもりや児童虐待等の事情で入院している子どもたちもおり、こうした子どもたちのための児童・思春期精神科があります。この子どもたちの学習支援について、東横惠愛病院は院内に学習室を設け学習支援を行える現在全国で8つある病院のひとつです。平成27年4月に中央支援学校に病弱教育部門を新設し、同校に学籍異動した児童・生徒に対して教員が病院を訪問して指導を行う環境を整えていきます。
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3月22日