「おくすり手帳はお持ちですか?」と聞かれたことはありますよね。持っていた方が良さそうだけど、どう使ったら良いのでしょうか――。
薬は正しく使えば病気の回復を助けてくれますが使い方を間違えたり、飲み合わせが悪いと大きな事故につながることもあります。薬局で薬をもらうときには安全のため、説明書が渡されます。しかしこの説明書だけでは他の病院・薬局でもらった薬の飲み合わせをチェックすることはできません。特にジェネリック医薬品は先発医薬品と名称が変わるため同一成分の医薬品でもわかりにくいことがあり重複の有無を確認するためにもおくすり手帳が役立ちます。また、東日本大震災の時には、病院や薬局も被災しカルテ等も失われ、今まで服用していた薬が解らなくなる等混乱した中、おくすり手帳からの情報が治療や処方に役立ちました。また服薬中の体調変化や過去に経験した副作用やアレルギー、よく使用する市販薬やサプリメント等を記入することで健康被害を防ぐきっかけになったり、薬剤師から適切なアドバイスを受けやすくなります。
宮前区薬剤師会では新たな取組みとしてより手軽になった「電子おくすり手帳」も医薬品の安全な使用に活用しています。医療従事者と情報を共有し、地域の皆様が安心して相談できる「かかりつけ薬局」を目指して尽力して参ります。
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