西日本を中心に流行している手足口病が、川崎市でも4月終わりから流行の兆しが出てきており、市では注意を呼び掛けている。
手足口病は、3日から5日間の潜伏期間をおいて手足と口の中に水膨れができる感染症。通常は初夏となる6月末頃から患者数が伸び始め、7月下旬にピークになる場合が多い。
市によると、今年は4月終わりからすでに患者が増えてきている。全国的にも多くの発症報告がされていることから、今年は流行になる可能性もあるという。
患者のおよそ9割は6歳以下の乳幼児で、ほとんどの場合は軽症で特別な治療は必要ないが、まれに髄膜炎などの合併症で重症化してしまう場合もある。
感染経路は、患者の咳やくしゃみでの飛沫感染や手を介しての接触感染の場合が多い。感染予防としては、手洗いやうがいなどが有効だが、タオルなどの供用には注意が必要だという。
市の健康福祉局では「今の段階では、あくまでも可能性という段階だが、西日本を中心に流行していることもあることから注意が必要。うがい手洗いなどでの感染防止に努めてほしい」と話している。
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