区内犬蔵に本社を置くタケダ株式会社の佐藤睦朗代表取締役会長(川崎宮前ロータリークラブ会員)が21日、東日本大震災で区内に避難している人々に「うな重」を届けた。
これは同氏が「遠い土地から避難をしている方々に喜んでもらいたい。毎年の楽しみにしてもらえたら」と考え、一昨年から始めたもの。2月には恵方巻きも届けている。
当日は区内の避難者の情報交換や相談の場として、国家公務員住宅内の1室に開設されている「ひまわりサロン(宮前平1の3の5)」にうな重43個が届けられ、避難者らが受け取りに訪れた。
福島県双葉町から避難をしている高野さん(女性)は、「田舎を離れ季節感を忘れてしまいそうになるなか、こうして毎年美味しいうな重や恵方巻きを頂けて季節を感じることができる。本当にありがたいです」と話した。
佐藤会長は「毎回、みなさんの笑顔を見ることができて嬉しいし、それが自分の励みにもなる。避難をされている方々が、宮前区に来て良かったなと思ってもらえるように、これからもずっと続けていきたい」と話した。
ひまわりサロンは避難者同士の憩いの場として活用され、情報提供や各種相談の場にもなっている。
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