地図上に災害に関する情報を書き込んで、防災意識を高める「災害図上訓練DIG」が3日、有馬中学校(相沢宏明校長)で行われた。同校の1年生293人が参加し、宮前消防署の署員らが指導にあたった。
同訓練は、地域で起こりうる災害を想定し、地図上に危険場所や避難経路などの災害に関する情報を書き込んで地域の防災上の特徴を理解することを目的としている。当日、生徒らは在住地域ごとに分かれてグループをつくり、意見を出し合った。「坂が多い」「古い建物が多い」などの地域の特徴から、起こりうる被害や対策をまとめ、班ごとに発表した。参加した山本佳(かい)くんは「いつも通る場所に危険があることを知った。日頃から災害に備えていきたい」と訓練を振り返った。
同校では昨年に続き2回目の開催。相沢校長は「生徒が自分の生まれ育った地域を知るいい機会。今後も防災訓練の一環として続けたい」と話していた。
宮前消防署の原悟志署長は「”鳥の目”で地域を見ることで災害時にどう行動すればいいか見えてくる。独自の防災マップとして役立ててもらえれば」と話した。
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