聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)で11日、防災訓練が行なわれ、病院職員、医師、看護師、学生ら約800人が参加した。
災害時の医療救護活動において中心的な役割を担い、重症患者などの受け入れをおこなう県災害拠点病院に指定されている同医大病院。「災害拠点病院としての役割を担うべく、万全の備えをしていく必要がある」とし、今年初めて医学部の学生らも訓練に参加。病院と大学が一体となり、訓練が実施された。
当日は地震発生時の被災状況報告や避難訓練後、入院患者の搬送訓練なども行われた。この他、災害時に医療従事者の数や資源が不足している中で患者の重症度と緊急性によって治療の優先度を決定する「トリアージ」訓練も今回初めて実施。ヘリや梯子車による救助訓練も行われ、大規模な防災訓練となった。
同医大の三宅良彦学長は「この訓練を機に、自分に何ができるのか考え有事に備えてほしい」と参加者らに呼び掛けた。
訓練に協力した宮前消防署の原悟志署長は「緊迫感を持って真剣な表情で訓練に臨む姿が見られた。大規模災害はいつ起こってもおかしくない状況なので、本日訓練で得た知識を持っていざという時に最善の処置をしてほしい」と話していた。
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