稗原小学校区に属する7自治会と福祉施設・団体らで結成された稗原ゆ〜ず連絡会(川田和子代表)が8日、同校近くに地域コミュニティカフェをオープンさせた。5日には開所式が行われ、川田さんは「誰でも気軽に立ち寄れる地域交流の場になれば」と話した。
この地域コミュニティカフェは「気軽に地域住民が集えるカフェ」として、地域の福祉力向上のため開設された。福祉施設・団体らと協働しながら、福祉的情報が得られる場所づくりを行っていく。川田さんは「温かいまなざしで手助けできる、居心地の良い場所にしていきたい」と話している。
運営する稗原ゆ〜ず連絡会は元々小学校区として繋がりの深い7自治会と同地域に根づく施設や団体が集い、今年6月に結成された。加盟する施設・団体は、はぐるま工房、障がい者支援施設みずさわ、かわさき記念病院、介護老人福祉施設鷲ヶ峯、鷲ヶ峯地域包括支援センター、鷲ヶ峰いこいの家、稗原小学校。
連絡会は鷲ヶ峰西住宅自治会会長の川田さんが発案。障害、高齢、子育て、医療、福祉などにおいて地域を総合的にサポートしようと周辺自治会長に声掛けしたことから始まった。地域課題解決に向け活動している第5期宮前区区民会議(宮崎孝委員長)のサポートも得ながら、既に関係施設での出張カフェや健康講座の開催などを実施している。
今回、地域コミュニティカフェの実現にあたっては、同時期に個人で喫茶店を始めようとしていた菅生ヶ丘の碓井正子さん(ユーズカフェ/菅生ヶ丘23の6)の協力のもと、同店舗内に開設。開所は木・日・祭日を除く午前10時〜午後3時で、基本的にはボランティアスタッフや連絡会メンバーが常在し、相談窓口となる予定だ。飲食については実費。今後は関係機関によるイベントの開催なども想定している。
なお、同連絡会では活動資金として社会福祉協議会の助成金や各自治会の分担金を収集することで、自立した組織として活動を実現している。
同連絡会に関する問合せは川田さん【電話】090・3681・6209。
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