区民と行政が協働で地域課題解決のため活動している第5期宮前区区民会議(宮崎孝委員長)が、スマートフォンを使って区内の魅力的なスポットを案内する取組を企画した。11月30日には2カ所のバス停で運用を開始し、ガイドを活用した体験イベントが行われた。
同取組はバス停にQRコードを設置し、ウェブサイトで魅力的なスポットを案内するもの。企画したのは区民会議内で地域の魅力を発信しようと審議する「みやまえ魅力探訪部会」。今年3月の区民会議フォーラムなどで「案内看板が少ない」「名所の場所がわからない」という地域住民の意見を受け、まちの魅力を伝える方法を検討。区民会議で作った「みやまえカルタ」を用いて案内する場所を選定し、区民の主要な交通手段である路線バスを使った情報発信を考え出した。
第1弾として運用開始したのは馬絹神社前バス停から馬絹古墳公園、上野川バス停から橘樹官衙遺跡群への2ルート。停留所に設置された赤いプレートのQRコードを読み取ると区ホームページ内のサイトにつながり、目的地までの写真付きルートや見どころを案内してくれる他、周辺情報や帰りのバス時刻表も閲覧できる。
同ガイド作成にあたっては実際に部会メンバーが何度も歩いてルートをつくり、写真撮影も行った。ガイドを利用した区民からは「歩く目線でわかりやすく曲がり角なども迷わず進めた」との声が聞かれた。
年度内に「東高根森林公園」や「とんもり谷戸」など全6カ所に設置予定。同部会が別途企画中の子ども向け地域探訪リーフレットとの連動も検討中だ。部会長の青柳和美さんは「身近な名所を区民に知ってもらいたい。歩く過程も楽しんでもらえれば」と話した。
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