神奈川県が主催する第3回「いのちの授業」大賞の受賞者がこのほど発表され、市立西有馬小学校(八幡博子校長)の野村愛莉さん(6年)と尾崎有紗教諭が優秀賞を受賞した。1月30日に横浜関内ホールで行われた授賞式では、黒岩祐治知事から賞状が贈られた。
この賞は県が取り組む「いのちの授業」を受けた児童・生徒が、授業を受けて感動したことについて書いた作文から選ばれる。「いのちの授業」は「いのちの大切さ」や「他人への思いやり」等を授業や行事を通して学ぶもの。今回は全4284作品の応募から、大賞など10作品が選ばれた。
野村さんの作品『ありがとう、私の家族』には、昨年2月の「いのちの授業」を受けた感想が綴られている。5・6年生を対象にした同授業では、女優の北原佐和子さんが代表を務める「プレシャスライフ心の朗読会」を招いて、親から子に向けた手紙や児童が書いた詩などの短い作品が多数朗読で披露された。野村さんは家族の本当の意味についての朗読に感銘を受け、その思いを感想用紙に書きとめた。「それまで家族は一緒に住んでいるだけの人だと思っていた。授業を通して今の自分は昔の人まで繋がっていて、家族のおかげで自分がいることに気づかされた」と当時の思いを振り返る。6年生に進級後、担任の尾崎教諭の声掛けを受けて感想を作文に書き起こし、同大賞に応募した。
受賞に際して尾崎教諭は「野村さんの気づきや家族への感謝の気持ちが評価され嬉しい」と話した。八幡校長は「こどもの心に残るいのちの授業を今後も続けていきたい」と話していた。
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