『せいじのみかた』VOL.65 企画・制作/維新の党 県予算が2兆円超 義務的経費が8割!? 神奈川県議会議員 飯田満(維新の党)
神奈川県の平成28年度予算案が審議入りしました。県民の皆さんに直接関係する一般会計は過去最高の2兆137億円(前年度比2・3%増)、特別会計、企業会計を合わせると3兆3698億円が予算計上されました。
今号では2兆円を超える予算編成の主なカラクリをお伝えします。
実は、当初予算編成の段階で既に650億円の財源不足が発生し、企業収益や県税徴収努力、県有財産売却などでどうにか財源不足を補えている状況です。
税収は前年の所得等によって課税され、昨年は個人所得の伸びで県税も 2・4%増、法人2税(県民税、事業税)も16・3%増となり、国の地方交付税についても890億円と45・9%の増加が見込まれ、2兆円超の大台に達する予算案が計上されました。しかし実質的には当該年度の歳入で歳出を賄いきれていない厳しい財政運営です。
一方、歳出では、人件費や介護・医療・児童関係費や借金返済の公債費など義務的経費が全体の82・6%を占めていることから硬直化した厳しい財政となっています。
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3月22日