宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 「地域の見守り」は区のアウトリーチから! 宮前区に「地域みまもり支援センター」設置 川崎市議会議長 石田やすひろ
平成28年4月から各区に「地域みまもり支援センター」が設置されました。目的は「個別支援の強化」と「地域力の向上」を図ること。社会問題化するいじめや虐待、孤独死等で、地域の見守りの眼が行き届けば事前に問題を察知し支援に繋がった事例もあったのではと残念に感じられる中、この地域の見守りの眼を醸成すべく設置されました。その中の「地域ケア推進担当」では、地域包括ケアシステムの構築に向けた企画調整、「地域支援担当」では、保健師をはじめとした専門多職種の職員が積極的なアウトリーチで、住民主体の地域づくりの推進、また「保育所等・地域連携」「学校・地域連携」では、地域の子ども・子育て支援の充実に取組んでいます。
一方、川崎市議会では議員提案で、関連した条例を2つ制定しています。平成24年の「川崎市子どもを虐待から守る条例」と平成27年の「川崎市町内会・自治会の活動の活性化に関する条例」です。市議会ではこの条例の下、子どもの安全と健やかな成長が守られる社会づくりや、地域の絆づくりを牽引しています。
行政機関では受け身の対応から脱却し、積極的なアウトリーチによって、互助力を醸成すべきです。行政が地域の多様な主体と顔の見える関係を築くことは、課題の解決に効果を発揮し「地域力の向上」に貢献します。これまでの地域課題を的確かつ早期に発見し、区役所に必要な3つの機能として整理された「総合調整機能」「専門的支援機能」「地域支援機能」を有効に発揮する組織となるよう、議会側としてもその取組みを推進してまいります。
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4月19日
4月12日