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宮前区版 公開:2016年8月5日 エリアトップへ

「宮前梨」が旬、甘み上々 来週頃から収穫・直売開始

文化

公開:2016年8月5日

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梨の出来を確かめるばらやま園の持田誠さん
梨の出来を確かめるばらやま園の持田誠さん

 区の特産品として知られる「宮前梨」の収穫が目前に迫っている。今年は台風も少なく天候が安定していたため、たっぷりの日差しを浴びて適度な雨も降り、生育も順調。区内6園では来週あたりから収穫と直売が始まる予定だ。

 県の名産100選、かわさき農産物ブランド「かわさきそだち」にも選ばれる川崎産の梨。その歴史は古く、江戸時代初期に川崎大師河原周辺で栽培されていた記録がある。全国的に知られた「長十郎梨」は多摩川沿いで最初に栽培された種類だという。その後栽培地は川崎各地に徐々に広がり、大正時代には関東屈指の梨の産地になったという。現在は中原、宮前、高津、多摩、麻生区で栽培されており、これらを総称して多摩川梨と呼ぶ。

 「宮前梨」も多摩川梨のひとつ。昭和30年代に区内有馬で栽培が始まり、栽培技術の改善や「幸水」「豊水」といった人気品種の登場、「もぎたて、直売」といった販売方法でファンを増やしてきた。

 現在は有馬、野川地区の区内6園と中原区の2園が「宮前梨組合」を組織し、資材の共同購入や勉強会を実施して味はもちろん安心安全な梨の提供を目指している。

 区内有馬で親子2代で「ばらやま園」を営む持田丞(すすむ)さん(69)と誠さん(40)は約4000平米ある梨園で「幸水」「豊水」「新星」等を栽培。「安全安心に食べてもらえるようしっかり管理して丹精込めて大切に育ててきた。絶品ですのでぜひ多くの方に食べていただきたい」と話す。

 各梨園では生育の早い幸水が来週末ごろから収穫・直売が始まり、品種によって9月中〜下旬頃まで楽しめる。予約や地方発送も可能。

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