川崎鷺沼ロータリークラブの第38代会長に就任した 小嶋 喜芳さん 高津区野川在住 56歳
人との出会いを財産に
○…奉仕や青少年育成などの活動を行っている世界的組織「国際ロータリー」。その川崎鷺沼クラブの会長に7月1日付で就任した。これまでしばらく週一回の例会の会場を区外にしていたが、今年度から鷺沼のとうふ屋うかいに変更した。「地元に戻ってきて会員も皆喜んでいる。これまで以上に地域に貢献し、地元に認められるクラブにするお手伝いができたら。また、2年後には創立40周年を迎えるので、将来さらに飛躍を遂げるためにも、次世代につなぐ橋渡し役も意識したい」と静かな口調ながら力強い。
〇…同クラブには先輩に誘われ入会したが、当初はどのような活動をしているのかも全く分からなかったという。しかし様々な活動を通して、先輩や地域からたくさんのことを学んだ。また研究や勉強をしたい社会人、大学生、高校生らに対して留学支援をする制度もあり、「そうした子たちを見ると、自分も少しは奉仕をかじることができているのかなと感じられる」とはにかむ。そこで得られた友情も宝だという。
〇…社会人のスタートは保険会社に勤務したが、父親からの教えの「友情を大事に」という言葉を実践した結果、その後いろいろな人との縁が生まれ、自身の「福祉の充実が必要」という考え、そして介護保険開始という時期が重なり、当時なかったデイサービス施設を開設した。今では「自分の家族に誇れる仕事」と自負し、地域での評価も高まり、施設を増やしている。
〇…今年度事業として、初めて川崎愛児園のまつりの支援を行う。また、2代目・3代目といった若手の経営者らを集めて勉強会を企画したいとも話す。仕事についても「介護は大変だが、楽しく、喜びが得られる仕事。利用者が明るくなり、家族の負担が減る。だから楽しいということをこれからも伝えていきたい」。終始自然体で語る姿にリーダーの資質がにじみ出ていた。
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4月19日
4月12日