『せいじのみかた』VOL.71 企画・制作/県進会 やまゆり園殺傷事件障害者差別解消条例の提案へ 神奈川県議会議員 飯田満
7月26日未明、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で発生した刺殺事件は、入居者19人が死亡、27人(うち3名は職員)が重軽傷を負う、刺殺事件としては戦後最悪の事件となってしまいました。同施設は県が所有し、運営管理をかながわ共同会に指定管理委託している施設です。事件当日は入所者149名、短期入所者8名、計157人が在園していました。
同園の元職員で容疑者の男は、障害者の人権を損ねる発言や差別や偏見を助長する言動を繰り返すなど、その暴挙は決して許されるべきものではありません。
県は現在、施設の体育館で避難生活している男性入所者約20人を他施設へ移動の準備を始め、定員超えしている女性入所施設においても順次、解消出来る道筋が付きつつあるとしています。また、県は運営するかながわ共同会に、事件の経過を求め、第三者による検証委員会を設置し、再発防止に努める方向性を示しています。
今年4月から障害者差別解消法が施行されましたが、本県でこのような事件が発生した事を受けて、我が会派として、障害のある人もない人も安心して安全に暮らすことのできる共生社会の実現をめざす条例制定を提案する方針を固めました。
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3月22日