地元出身の現役サッカー女子日本代表なでしこジャパンの田中美南選手が、未来のJリーガー・なでしこリーガーを目指す古巣の川崎ウィングスFCの子どもたちと7日、新春練習で交流した。参加した子どもたちは貴重な時間を過ごした。
今月7日に高津区の市立新作小学校の校庭で行われた地域ボランティアスポーツクラブ「川崎ウィングスFC」の新春練習に参加したのは、なでしこジャパンのフォワード、田中美南選手。同クラブOGで、市立宮崎台小学校在籍時に6年間、仲間と切磋琢磨し技術の礎を築いた。
この日は幼児・少女クラスの女子と小学校低学年クラスの男子らと一緒にトレーニング。「自分が育ったチームなので、毎年声をかけてもらえてうれしい。子どもたちと一緒に練習するのは楽しくて、初心に戻れる」と、デモンストレーションや指導、ミニゲームなどに汗を流しながら話した。子どもたちも最初は現役日本代表を前にドギマギしていたものの、一緒にプレーするに連れ、楽しそうな表情が見られた。
田中選手は昨年行われた国際親善試合(7月・対スウェーデン代表・同地で実施)で代表に選出。12月に実施された代表候補によるトレーニングキャンプにも召集された。
また、所属するなでしこリーグの日テレ・ベレーザでもFWとして活躍。昨シーズンは年間18ゴールを挙げ、見事に2016プレナスなでしこリーグ得点女王に輝き、チームのリーグ2連覇に貢献した。同選手は「昨シーズン得点女王を獲得できたので、今期も出来れば獲りたいが、それよりもベレーザの2年連続3冠タイトル獲得を目指していきたい」と抱負を語った。
川崎ウィングスFCは、宮前区・高津区を中心に幼児・少年・少女・一般女子・シニア男子・シニア女子のカテゴリーで、生涯サッカーを楽しむことを目的としている。同クラブの鈴木哲夫理事長は「現役代表と一緒に練習できる機会は子どもたちにもよい経験。夢を持ってチャレンジしていってほしい。また興味のある子はいつでも気軽に参加してもらいたい」と話した。
|
<PR>
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|