鷺沼RCの奨学留学生で日本に来日し7年目を迎える 馮(ひょう) 冠智(かんち)さん 鷺沼在住 21歳
笑顔の中に見える強さ
○…高校1年生から日本で留学生活を送る。留学のきっかけは7歳から始めた柔道。中学3年生の時に台湾で3位になり柔道の名門愛知県大成高校にスカウトされた。来日当初、不安だったことはやはり日本語。「最初は全く話せなかったけど、半年くらいで自然と身についた」と流暢な日本語で当時を振り返る。ホームシックにならないかと尋ねると「台湾にいた中学時代から寮生活だったし、さみしいなんて言うと強くなれないと両親に叱られるので、メンタル面は鍛えられましたね」と話す姿に芯の強さのルーツを垣間見る。
○…柔道への情熱はフィットネスとボディービルに。今は桐蔭横浜大学に通う3年生。大学では法学部に在籍する。国際政治と法律について学ぶ傍ら、柔道を学ぶ中で興味を持ったフィットネスとボディービルで体を鍛える日々を送る。「柔道では体を動かすだけでなく、人間性の大切さを学んだ。肉体を理想の形に極めることに夢中」と話す。
○…好きな食べ物はたこ焼き。日本好きの母親に連れられ小学生の頃に訪れた大阪で食べて以来、大好物に。「大阪に行くたびに食べるのがとても楽しみだった。今でも減量後のご褒美にしている」と満面の笑顔。趣味は一人旅。高校時代から日本全国を旅する。「色んな国からきた観光客と出会えるからゲストハウスに泊まるのがおすすめ。意気投合すればそのまま一緒に旅行できるし」と旅の醍醐味を教えてくれた。お気に入りの場所は日本の文化をじっくりと味わえる金沢。そこで出会ったフランス人の旅行者とは今でも連絡をとっているそう。
○…将来の夢は日本で働き続けること。子どもの頃から使ってきたホテルや旅館での一歩先のおもてなしの素晴らしさからホテル業界に興味を持った。「自分が日本に来てたくさんのいいところを知ったから、今度は自分が日本を訪れる観光客に日本の良さを伝えたい」と目を輝かせた。
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4月19日
4月12日