神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2017年3月17日 エリアトップへ

地域包括ケアシステム 「宮前モデル」を川崎へ 2大学の学長が決意語る

社会

公開:2017年3月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
聖マリアンナ医科大の三宅学長(右)と田園調布学園大の櫻本学長
聖マリアンナ医科大の三宅学長(右)と田園調布学園大の櫻本学長

 地域包括ケアシステム推進に向けた宮前区民シンポジウムが11日、宮前市民館で開かれた。宮前区、聖マリアンナ医科大学、田園調布学園大学の3者は昨年7月に協定を結び、医療・福祉に関する住民意識調査を実施。その調査結果の報告、両大学の学長からは宮前区の地域包括ケアシステム推進に臨む決意も語られた。

 地域包括ケアシステムは、全ての住民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、自助・互助を促し、共助・公助に取り組む仕組み。川崎市では子どもから高齢者まで全ての世代が支え合うシステムをめざし、各区でシステム構築に向けて取り組んでいる。

 住民への意識調査は、聖マリアンナ医科大学が地域医療、田園調布学園大学が福祉に関する調査を担当。調査対象者数は医療が61人、福祉が78人。今年4月以降に実施する無作為抽出の本格的なアンケート調査の事前調査に位置づけられているという。

 調査結果から医療では「救急医療が課題」、福祉では「互助の部分でお手伝いを受けやすい、お手伝いしやすい仕組みづくりが必要」などと宮前区が取り組む方向が示された。

 意識調査の結果報告を終えた質疑応答では、参加者から「今回の調査結果をどう活かすのか。その志を両学長から聞きたい」との質問があがり、2人の学長が応答する一幕もあった。

 聖マリアンナ医科大学の三宅良彦学長は「医師会も国も対応が遅れている。何をすべきか考える必要がある。皆さんも考えなければならない。ご意見を伺いながら改善しなければならない」、田園調布学園大学の櫻本光学長は「地域包括ケアシステムはこの地域だけのものではない。『宮前モデルを川崎全体に広げていきたい』。これが私たちの志」とそれぞれ宮前区の地域包括ケアシステムに取り組む姿勢を語った。
 

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook