神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2017年9月15日 エリアトップへ

市動物愛護センター 新施設 犬猫収容2倍に 10月中旬着工、移転へ

社会

公開:2017年9月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
移転後の完成イメージ
移転後の完成イメージ

 高津区蟹ヶ谷から中原区平間に移転する川崎市動物愛護センターの再整備を、市が10月中旬から開始する。9月議会の審議を経て着工の見込み。新施設は来年12月に完成し、再来年2月から使用できる見通しだ。

 今回の移転は、施設の老朽化と保護する動物が増え手狭になったことが主な理由。センターでは犬と猫を保護、管理しているが、現状のスペースに収まりきらず、廊下や会議室などを使う状況が続いている。

 同センターは、動物の保護収容、譲渡をはじめ、動物の愛護教室、情報提供などを行い、人と動物が共存する社会の実現を目指す交流施設として1974年に開設している。

 新しい建物はJR平間駅、鹿島田駅から徒歩12〜13分程度。敷地面積は約2500平方メートル、延床面積は約2300平方メートル、地上3階建てになる。動物の管理スペースがおよそ倍に広がり、収容数も増える見込み。防塵、脱臭フィルター、防音素材などを使った設計で利用者や周辺環境にも配慮する。市の担当者は「駅からの利便性も良く、設備についても現状より環境が格段に良くなる」と話す。

交流スペース拡大「命学ぶ拠点に」

 センターの移転で充実するのが、市民交流エリア。現状の施設には会議室が1室だけだったが、新しい建物には各フロアに研修室、適正飼養啓発室、学習コーナーなどが設けられ、市民同士が交流できる場が増える。センターの業務補助や動物愛護の普及、啓発活動をする市民団体「かわさき犬・ねこボランティア」の森茂樹さんは「施設の充実でボランティアも活動しやすくなる。命を学び、教育に生かせる拠点になれば」と期待を込める。

 環境省の統計データによると、1989年以前は全国で年間100万頭以上の犬猫が殺処分されていたが、近年は減少傾向にある。川崎市でも2013年度〜16年度までの殺処分は犬がゼロ、猫も54頭から4頭と減少している。しかし、森さんは「殺さず生かせばいいというわけでなく、命を安易に扱うケースが問題で、しっかりとした命の教育が必要。施設の充実をきっかけに、より啓発が広がっていけば」と話す。

宮前区版のトップニュース最新6

11年ぶり、全面刷新

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新

利便性、視認性を向上

3月22日

50年と未来を表現

川崎北高校

50年と未来を表現

記念ソングとロゴ作成

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

 市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

最優秀賞に西野川小

市PTA広報コンクール

最優秀賞に西野川小

紙とデジタルを駆使

3月15日

来館者、節目の5万人

コミュニケーション・プラザ川崎

来館者、節目の5万人

あすから「記念イベント」

3月8日

作品の世界を発信

声優兼バンドの5人

作品の世界を発信

川崎舞台アニメ4月から

3月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook