川崎市は先月26日、芸術、文化、スポーツ、福祉などの分野の発展に尽力した個人や団体に贈る「平成29年度市文化賞」の受賞者を発表した。
宮前区からは、映画プロデューサーで文筆家の小倉美惠子さん(54)が文化賞を受賞。小倉さんは2008年、関東一円に広がるオオカミ信仰などを描いたドキュメンタリー映画「オオカミの護符」をプロデュース。10年には宮前区に古くから伝わる風習「講」や「初山の獅子舞」などの伝統行事を題材とした「うつし世の静寂に」を公開。加えて、書籍や講演会などを通して郷土文化を後世に伝え続けている。
これらの活動が地元に愛着を持つきっかけになっているとして評価された。小倉さんは「地元で表彰を受けるというのは本当にうれしい。また、今回の受賞は私個人というよりは伝統を守り続けてきた人々が評価されたもの。感謝している」と話した。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>