市政報告宮前ガバナンス元日特別号 いよいよ迫る、オリピック・パラリンピックに向けて! 〜12月定例会・論戦より〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
昨年12月15日川崎市議会定例会にて、一般質問に立ちました。取り上げた質問のテーマの1つは「2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける英国チームの事前キャンプ受け入れ体制」及び「かわさきパラムーブメント」についてです。大会を約3年後に控え「かわさきパラムーブメント第2期推進ビジョン」の見直しの検討も進んでいます。
平成28年10月に、英国代表チーム受け入れのため、市長と共にロンドンに行きました。ティム・ホリングスワークスを代表とする英国パラリンピック委員会メンバー(BPA)と、ビル・スウィニーCEOを代表とする英国オリンピック委員会(BOA)との意見交換の場に、同席させて頂きました。トップ同士の顔の見える関係を築けたことは、信頼関係のもとで実施される事前キャンプに、大変に意義あるものでした。
英国訪問後、この意見交換等に基づき、2020年東京オリンピック・パラリンピック、英国代表チームの事前キャンプ受け入れのための準備が進められてきました。平成29年3月21日には、横浜市、慶應義塾とともにBOAの事前キャンプに向けたパートナーシップ、及び、施設貸借に関する契約をそれぞれ締結しました。本市では、等々力陸上競技場及び補助競技場において、陸上競技、サッカー、7人制ラグビーの3競技のキャンプを予定しています。
昨年9月、BPAの各競技チームのリーダーが本市施設の視察に訪れました。その結果、等々力陸上競技場、オープンしたばかりのカルッツかわさき、富士通スタジアム川崎を使用する予定となりました。今後は、BPAとの事前キャンプに関する覚書の早期締結に向けて、協議を進めます。
BOAからは、キャンプ時におけるセキュリティやボランティアの確保を要請されています。具体的な内容については、ピョンチャン冬季オリンピック大会終了後の来年度から協議を始める事になっています。また、BPAからは、平成29年4月7日付で、本市において事前キャンプを実施する趣意書を収受しています。
一方、本市の計画「かわさきパラムーブメント第2期推進ビジョン」の改定で、重要なキーワードがあります。それは「レガシー」(未来へ遺すものの意)です。第2期ビジョンでは、「目指すもの」と「理念」を明確にしたうえで、これまでのレガシーを19から9に整理統合するとともに、「多様性と社会的包摂」及び「川崎のブランド力向上」の2つに大きく分けて、レガシーの形成に向けた取組みを進めます。
また、第2期のスタート元年ともなる平成30年度を控え、(仮称)パラアート・プラットフォームの設置も待たれるところであります。かわさきパラムーブメントの主体はあくまでも市民です。総合的な推進体制を築いていくには、国と市によるサポート体制を確立することが重要です。また、本市では、障害のあるなしに関わらず、誰もが身近に文化芸術を楽しみ、参加できる環境を充実させるためのプラットフォームの環境を整備する計画です。
今後は、アーティスト、福祉施設、教育機関、支援団体の関係者等が交流し、情報交換を行う場を提供し、地域での活動を実践する個人や団体を支援するための仕組や体制づくり等、具体的な検討が進められます。市民総ぐるみで、大きなムーブメントを起こしていきたいところです。
川崎市議会議員 石田やすひろ
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