神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2018年1月19日 エリアトップへ

ブレークダンスで10月のユース五輪出場を目指す 河合 来夢(らむ)さん 百合丘高校 1年 16歳

公開:2018年1月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

明るさと遊び心、貪欲に

 ○…頭や手足を使って軽やかに跳んで回り、主に一対一でダンスを披露し合うユース五輪の新種目、ブレイキン(ブレークダンス)。先月のアジアユース大会を制し、5月20日に地元川崎で開催される世界最終予選に臨む。「大舞台を重ねて気持ちに余裕が出てきた。遊び心を忘れずに、もっと楽しんで踊りたい」。158センチの体をフル稼働し、14歳から18歳が競うユース五輪の出場権を狙う。

 ○…母親の勧めで、習いごと感覚で川崎駅そばのスタジオに5歳から通い始め、小4からはヒップホップも経験。中1のとき、プロダンサーらが集う憧れのチーム「フローリアーズ」のメンバーから指導を受け、中3から同チームのアカデミー1期生に。週3日はレッスンに通う中で「ダンスに関わり続けたい」という思いが、次第に強くなっていった。アカデミーを卒業して昨年4月、異例の早さで悲願だったチームの正式メンバーに抜擢。10月には史上初の世界大会3連覇を仲間と共に味わった。

 ○…「思い立ったら、やりたいことを一生懸命にやるだけ」。持ち味は気持ちの強さだが、中学生時代は同世代の男子に負け続けた時期があった。「頭が固くて、オリジナリティが出せずに焦ってばかりだった」。チームのメンバーをはじめ多くの人のアドバイスを聞き、試行錯誤を繰り返した。「考えた振り付けをただ踊るだけじゃダメ。もっと楽しく踊りなよ」。そんな声を受けて、単調になりがちだったリズムや速度に強弱をつけられるようになり、表現の幅がぐんと広がった。

 ○…「遠征費がかかるから」と焼肉店でアルバイトし、週5日は練習に打ち込む。「明るく楽しくなる音楽が好き」。ダンス一筋の日々だが、邦楽の「back number」や西野カナを聴いて気分転換も。ダンスを続け、将来は数学か体育の中学校教員になるのが夢。「教えることは自分にとっても勉強になる」。楽しみながら、階段を駆け上がる。

宮前区版の人物風土記最新6

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月15日

弘中 幸子さん

ピアニストで3月24日の「アルスノバ・クラシックコンサートウィズ・サクソフォーンズ」に出演する

弘中 幸子さん

有馬在住 60歳

3月8日

畠山 晴圭(はるか)さん

日本舞踊家を志し「音楽のまち・かわさき」20周年CMに出演する

畠山 晴圭(はるか)さん

宮前平在住 20歳

3月1日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook