『せいじのみかた』VOL.89 PCB根絶に向け県議会で徹底議論 神奈川県議会議員 飯田満
日本最大級の食品公害事件となった「カネミ油症事件」から今年で50年。半世紀という節目を迎えた今、事件の原因などを振り返り、同じ事件を2度と繰り返さないために国民的な醸成が必要と考えています。
カネミ油症事件は、1968年に福岡県北九州市に本社を置くカネミ倉庫が製造販売した米ぬか油(商品名=ライスオイル)を使用し、それを食した人々が身体の吹き出物、手足の痛みや痺れなどを訴え発覚した事件で、被害届が出されただけでも約1万4600人に達しました。
このカネミ油症事件の原因物質の一つが「ポリ塩化ビフェニル」(PCB)です。PCBは、私達の生活の身近な存在であり、古い建築物では今なお使用されている例があります。しかし、世界的な条約や法律では、保有者は適正な処理が義務づけられています。我が国では高濃度PCBは2023年3月迄に処理することが決まっています。
なぜPCBを根絶させる必要があるのか、それは世代を超えて身体に悪影響を及ぼす危険物質であり、無差別テロ等に使用されてはならないためでもあります。
国民の生命財産を守るために、私の役割である県議会で根絶に向け徹底議論をしているところです。
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4月12日
4月5日