梶が谷駅近くで現在工事中の現場の仮囲いに、全長21m、水色を基調とした鳥や船の爽やかな絵が描かれている。
これは、先月開催された「さくらまつり」の催しの一つとして、イラストレーターの遠山敦さん(47)が約7時間で描いたもの。遠山さんは「大きなキャンバス、梶が谷の里山に広がる空感をイメージした」と話す。
仮囲いに絵を描くことを提案したのは、工事現場前の飲食店「カリヨン」の店長で、祭りの運営にも携わる久保田英明さん(39)だ。きっかけは工事の住民説明会に参加した時。騒音などを心配する一方、「住民と工事会社がお互いにポジティブな気持ちで過ごせないか」と考えた。久保田さんの提案を工事担当者が快諾。施工会社の合田工務店がベニヤ板の提供と壁の設置作業を協力した。
「『なかなかいいね』と声をかけられたり、絵を眺めたり、触ったりする人を見かける」と久保田さん。「通る人が少しでも癒されてくれたら嬉しい」と話した。
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