民間の再開発が予定されている鷺沼駅前に関して川崎市は「宮前区のミライを考える さぎぬまプロジェクト」として、駅前に望まれる公共機能を検討している。検討する公共機能について「区役所・図書館・市民館等の移転可能性を含める」としている。
市は「多角的な区民の意見を反映したい」と自由参加のフォーラムや無作為抽出のアンケート調査を実施しており、6月9日には宮前区役所で公募区民による意見交換会(ワークショップ)が初めて開かれた。
意見交換会は10月まで全4回の開催。定員50人の参加者募集に対し、申し込みは109人だった。この中から年代、地区バランス(人口比)、男女バランスなどを考慮した抽選が行われ、50人のメンバーを選出した。
地区別の内訳は宮前地区38人(男性24人、女性14人)、向丘地区12人(男性8人、女性4人)。最年少は中学1年生13歳で、最高齢は87歳だった。
9日に開かれた第1回目の意見交換会には45人が参加(5人欠席)。市当局は開会の挨拶で「再開発をどう活かすか。スケジュールありきだが、ていねいに声を聴く必要がある。熱い議論を交わして、納得する答えが見つかれば」と話した。
参加者は抽選で6つのグループに分かれて意見交換をスタート。「共有する」をテーマに、同プロジェクトについて、話し合った。
各グループでは、年齢や性別、地域、立場を超えて議論。各グループから「アクセス、交通が課題」「コミュニティ、集まれる場所が必要」「宮前区らしさを求めたい」など様々な意見が発表された。
市当局は「皆様の意見から共通していることを探り、意見を深めていきたい。ワークショップでは個人では得られなかった発想があり期待している」と述べた。
次回の意見交換会は7月21日。
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