宮前ガバナンス8月号 連載寄稿 若者文化の発信を川崎から! 〜市議会論戦より〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
川崎市ではストリートカルチャーやエクストリームスポーツといった、エネルギーにあふれる若者文化を活かしていこうとしています。本市で5月に開催された「ブレイキン選手権」で優勝を勝ち取った女子は、百合丘高校の2年生です。また、市内にはBMXで東京大会の出場を目指す選手やヒップホップダンスで世界に注目されているチームもいます。若者が活躍することは大変すばらしいことです。そこで、7月27日に開催の第2回川崎市議会定例会で一般質問に立ち、若者文化の醸成に向けた環境づくりについて市に質問しました。
局長答弁では「BMXなどの、いわゆるストリートカルチャーやスケートボードに代表されるエクストリームスポーツを中心に、基本計画を今年度中に策定する」と回答しました。
一方、皆さん、eスポーツという言葉を知っているでしょうか。「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲームや、テレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技のことを指します。最近、若者を中心に人気となっています。
サッカーでは、ロシアW杯が開催されたばかりですがテレビゲームの世界でもワールドカップが開催される程です。2024年のパリ五輪で正式種目に採用するかも協議されています。国内でもeスポーツの普及に取組む自治体もあります。
本市としても年齢性別ハンディキャップの有無に関係なく楽しめるeスポーツの普及を図るべきだと考えます。議論の中で局長は「世界保健機関WHOがスマートフォンなどのゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来す依存をゲーム障害として疾患に認定しており、今後の国際的な動向や国における情勢を注視したい」と慎重な姿勢です。
大切な視点であり、課題も多い事が分かりますが、本市は他都市に比べて、若者が多く元気な都市です。若者の参画促進や創造性を育み、未来の日本や世界を背負って立つような人材を、本市から輩出する環境をつくる事こそ大切です。
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4月19日
4月12日