宮前交通安全協会の第6代会長に就任した 山根 文男さん 神木本町在住 77歳
生まれ育った地元のために
○…交通事故防止に向け啓発活動などに取り組む宮前交通安全協会の会長に5月に就任した。同協会発足当初から携わり、30余年での会長職。「やることは変わらない。事故を1件でも減らすことが自分たちの役目」と話す。秋の交通安全週間に合わせた同協会恒例の一大イベント「宮前関所」が9月に控える。会長が水戸黄門に扮して街頭監視を行う。「時間があればひげも生やしてなりきるのにね」とお茶目な一面ものぞかせる。
○…消防団や青少年指導員、少年補導員、交通安全協会と、かつては4団体に所属し、活動していた。「かなり大変だったけど地元への恩返しだね。勉強になったし、たくさん仲間ができた」と話す。経験を活かし、同協会でも会員の意見を丁寧に拾っていく。「会員同士がワイワイガヤガヤやる中で、新しいアイデアも生まれてくる。そんな雰囲気を作りたい」
○…神木本町で代々続く農家の16代目。6人兄妹の長男で、親戚が集まると30人以上になることもあるという。子ども時代は野山があそび場だった。「カブトムシやクワガタがその辺でたくさん捕れた」と懐かしむ。中学卒業後は親の後を継ぎ農家として米や野菜を生産していたが、現在は引退。趣味の盆栽に精を出す。歴30年の腕前はプロ顔負けだ。700鉢はあるという盆栽、「1日4回水をあげなきゃならなくて大変」というが、手をかけて育てた分だけ愛情もひとしおだ。
○…「区民が事故を起こさないことが一番」と、車だけでなく、自転車や歩行者の交通安全への意識向上にも力を入れていく。会員増強、後継者の育成が課題だが、「地元を良くしたいという想いを持って、会員一丸で取り組んでいきたい」と熱を込める。地道な活動で、区民の安全を守り続ける。
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4月19日
4月12日