意見広告 足りない弱者への配慮 区聴力障害者協会 藤永 忠
阪神・淡路大震災後、私は聴覚障害者の全国組織「(財)全日本ろうあ連盟」の職員として、神戸市内の避難所をまわり支援活動をしました。
当時はテレビに字幕も少なく、避難所内の案内放送も聞こえず、聴覚障害者は情報が入らず困っていました。周囲とコミュニケーションが取れず、精神的に疲れてしまっている方も多くいました。
また避難所の受付で聴覚障害者の有無を尋ねても、ほぼ「いません」と回答が。しかし手話を使いながら避難所を歩くと、聞こえない方が手話で話しかけてきます。聴覚障害は外見ではわかりません。実際には居るのに居ないことにされてしまうのです。そうした現実を目の当たりにしました。
私はこの経験を通して、災害時の弱者に対する防災対策の必要性を訴えたい。またさらなる日常的な障害者への理解、障害者福祉施策の充実も求めていきます。
藤永忠
川崎市宮前区潮見台8-7-202
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4月19日
4月12日