宮前区版 掲載号:2018年9月7日号
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宮崎台駅前 「桜、もう切らないで」 地域住民が市と区に要望

社会

伐採された桜の木 読者提供=8月9日撮影
伐採された桜の木 読者提供=8月9日撮影
 宮崎台駅前「さくら坂」の2本の桜が8月8日、ビル建設に伴い伐採された。これに地域住民ら「ふる里さくら祭り実行委員会」が反発。市長、区長に対し「さくら坂」の景観保全などを求める要望書を8月25日付で提出した。

 「さくら坂」の愛称で親しまれている宮崎台駅前の長い坂道。春になれば満開の桜がトンネルのような見事な景色を彩り、区民を楽しませている。

 さくら坂を中心に地域住民らが手づくりで開催している「ふる里さくら祭り」は、20年以上続けられている宮前区を代表するイベントだ。

 その桜並木の桜2本が8月8日に伐採された。現場は駅から坂を下った「宮崎おちば公園」のはす向かい、市の自転車駐輪場があった場所。現在、テナントビルの建設工事が行われている。

 宮崎台駅前に40年以上住み、同駅前で自営業を営む60代の男性は、突然鳴り響いたチェーンソーの音に驚き、現場に駆け付けたという。「樹齢60年超の立派な木。毎日、店に通う時に見ていた。地元住民として許せない」と怒りをあらわにする。

 ふる里さくら祭りの実行委員会は、8月25日付で福田紀彦市長と小田嶋満区長に要望書を提出。「伐採の経緯を地域住民に説明してほしい」「苗木ではなく成木で現状回復するよう事業者に求めてほしい」「さくら坂の景観保全の策を講じてほしい」の3点を求めた。

 同会事務局の奥津茂樹さんは「桜は宮崎台駅周辺まちづくりの『シンボル』。今回のことを機に、長期的に景観を保全し、切られないための対策を講じたい。次世代へつなげていきたい」と語る。

 宮前区は「要望書を提出した方と協議し、対応したい。2週間をめどに回答したい」としている。

 街路樹を管理する宮前区道路公園センターによると、工事業者から伐採を相談されたのは今年4月。センターは「切らないで工事してほしい」と申し入れたが、業者側から「困難」として、7月に道路工事の承認申請手続きがあったという。センターは「行政は施工方法に口は出せない。やむを得ず許可した」と話す。

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