コミュニティスペースづくりを目指し、空き家リフォームを進める 小川 淳さん 野川在住 41歳
パワフルな笑顔で縁繋ぐ
○…野川にある築約60年の空き家を活用し、地域の交流拠点をつくろうと日々奮闘する。子連れで集まれる場所が少ない野川に「子どもも大人も気軽に集える場所がほしい」と4月に1人でリフォームをスタートさせた。ママ友や知り合いの縁が広がり、床板を張り替え、壁を塗り、なんとか形になり始めた。「ボロボロだったところからだいぶ進歩。地域の大工さんや友人、協力してくれているみんなのおかげ」
○…3年生の息子と5年生の娘をもつ子育てママ。娘を出産後、産後うつ状態になったことも。「初めての子育てを前に母が他界し、周りに頼れる人がいなかった」と泣いて過ごした辛い育児期間を振り返る。そんな経験があるからこそ、支援する側に回った。7年程前に子育てアドバイザーの資格を取得し、育児相談や産前産後の家事育児支援などに従事している。「頑張らなくても、手抜きをしてもいい。母親も1人の個人。子どものためにも楽しい姿を見せて笑顔でいないと」と子育てママの背中を押す。
○…考える前に身体が動く性分。「立ち止まっていられない。自由に動くイルカ」と自身を表現する。短大卒業後は劇団に所属し、芝居に打ち込んだが、芽が出ず退団。その後は派遣会社に勤めながら、大好きな沖縄に通った。「とにかくあったかい人と海が好きで」。空き家にも沖縄の言葉「ティーダ」にちなみ「ティダズハウス(太陽の家)」と名前を付けた。
○…地域で技術をもつ人らの作品発表の場「SUN FESTA」を主催する傍ら、昨年は子育て情報を発信するインターネットラジオに出演するなど活動の幅は広がっている。今後は市民団体同士で繋がれるイベントの企画も模索中だ。持ち前の明るさと行動力で「地域の縁」を繋げていく。
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4月26日
4月19日